2024年度会長方針

豊川ビジョンリサーチ
会長 大島嗣雄

 経産省の産業政策が大きな転換期を迎えています。一言でいえば「特定産業の保護育成」から「社会・経済課題の解決」になったということです。時間軸でいうと「中期・中規模」から「大規模・長期・計画的」とも言えます。その底流の考え方はミッション志向ということです。官僚がこのように大きく舵を切って新機軸を打ち出したとしても、相変わらず政治が選挙目的の短期的なバラマキを繰り返すならば、グリーン社会・デジタル社会へのミッション達成のスピードが鈍化するのではないかと危惧しています。
さて、昨年から目的をしっかり決めて事業に取り組むことをお願してまいりました。豊川市制施行80周年を祝い、様々な事業が展開されました。会員の皆様大変お疲れさまでした。他団体とのコラボレーションもあり実力以上の事業ができたと感謝しております。
そこで今年度は次のステップとして、TVR100周年に繋がる会員の育成に力を入れてもらいたいと思います。幹事会メンバーを若返りさせ、次の世代の会員を多く入れる会員拡大に力点を置くことです。思い起こせば私も入会して20余年が経過しました。40代で入会して様々な課題と向き合い、会員内で議論して発信してきました。50代のメンバーが40代のメンバーを引っ張って若い人の新しい視点、新しい手法を取り入れながら新しい発信をしていってもらいたいと願っています。
豊川ビジョンリサーチのパーパスは設立時からぶれることなく、豊川市に降りかかる「諸問題の解決にいささかでも寄与することを目的とする。」を矜持にもって体現できるよう邁進してくれることをお願いいたします。

本年も皆様の積極的なご参加とご協力をお願いいたします。